SAYONARA PEOPLE

by Inuwatari Ryosuke

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released June 21, 2015

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Track Name: カート・コバーンはもういない
空を見上げてみたら
顔の無い幽霊がそこにいて
間違いなく俺を見ている
間違いなく取り憑いている

ああ!そう!俺に間違いは無い!
そう言いきった矢先には
天才共が嘲笑った、
俺の描いた落書きを見て

ああ!ああ!ああ!
あああああああああああああああああああああああああああああ

どうしたらいいのでしょう?
箱の中に天使はいませんが
灰色に染まったディスプレイを
ぶち壊して笑ってやった

空を見上げてみたら
顔の無い幽霊がそこにいて
間違いなく俺を見ている
間違いなく取り憑いている!
Track Name: 無題
instrumental
Track Name: 幽霊の足
 或小学校に於ける手工の時間に、Fといふ教師の経験した話。
 その日Fは生徒一同に同じ分量の粘土を与へて、各自勝手な物を作らせて見ようと企てた。生徒は皆大いに喜んで各自思ひ/\に、馬だの牛だの人形だの茄子だの胡瓜だのを作つた。
 ところが、中にたゞ一人時間が過ぎても、ぼんやり何か考へ込んでゐて何も作らない生徒があつた。彼はもと/\其の級第一の劣等児であつた。算術や読方はいふまでもなく、学科といふ学科は悉くゼロに近い点数をとつてゐた。たゞ不思議に彼は自然の風物を愛する点に於て他の児童に見ることが出来ない豊かさを持つてゐた。空だの、草だの、木だのに対する彼の愛着は極めて深かつた。時には授業中をもかまはずに窓の外の鳥の音に誘はれて、ふら/\と教室を出て行かうとするやうな事さへあつた。教師Fはさうした彼の性情をよく理解してゐたので、なるべくそれを傷けないやうに注意してゐたが、時時は他の生徒への手前叱らずに居られぬやうな事もないではなかつた。
 その粘土細工の時間にもFはあまりの事に彼のそばに行つて、やゝ語調を荒くしてたづねた。
「おい、お前は何をしてるんだ。一時間たつても何もしないぢやないか。なぜ、さうぼんやりしてるんだ」
 教師のさうした詰問に、彼はまるで夢からさめでもしたやうに、きよとんとした顔を上げた。そしていかにも困つたといふ風に訴へた。
「先生、私は幽霊を作りたいんです。作らうと思ふ幽霊はハツキリ目に見えてゐるんです。けれども、いつかうちのお母さんは幽霊といふものは足のないものだといつて聞かせました。でも、足がなくては立てません。私はそれを考へてゐたんです。先生! どうしたら足がなくても立たせることが出来るでせうか。それさへわかれば今すぐ私は幽霊をこしらへます」
 それには教師もまいつてしまつた。むしろ一種の驚異さへも感じさせられた。そしてたゞかう答へるより外なかつた。
「よし、よし。それでは今日はそれでやめにして置くがいい。その代りいつでもいゝからお前がその工夫の出来た時に作つて持つて来るがいゝ」
 しかし、その生徒は卒業するまでつひにそれを作り得ずにしまつた。或は一生涯彼はそれを考へ続けるのかも知れない。教師は時々その教へ子をおもひ出しては涙ぐまされるのであつた。
Track Name: 枯れたんだね
instrumental
Track Name: Default
いつからだっけ
憂いる日々は
石磴を登るだけで
憂鬱ではなくて
これが僕のデフォルトさ
デフォルトさ
デフォルトだ
Track Name: 201
溶け出した生活と
酸化した渾名を
宣う日にはもう
奇を衒っているの

弾き出した解は見えず
仰いだ空の
若さに酔う鴉が
澱みに消える

抗う術も無くただ明日を待つのに飽きてからは
平均で在ることすら忘れていくのが怖いの

窓の外から
覗かせる日々は唯
謙遜に飲まれた
こめかみに銃を当てた

さよなら優しい人
惨禍した赦しを
請えずにいるのなら
引き金を引いてしまおう

さよなら優しい人

さよなら優しい日々
さよなら愛しい人
Track Name: 夜の庭
神様は私に何もくれなかった
がらんどうな夜の庭で眠ろうとした

酸素の海に溺れたときの
記憶は無いけれど幸せだったのかな
からっぽの毎日を照らす星たちに
なんだか手が届きそうで

Dormir
空で踊る星に手を
伸ばそうとした時にはもう
四肢は凍て付いて

Dormir
薄れる意識の次
朝になれば道往く人が
死んだ僕を笑うのだろう
Track Name: SAYONARA PEOPLE
誰かが僕を憎んでいる
「知ったこっちゃないさ」って強がるけど
その実、それは不安の種
誤摩化して息を殺す

何が正しいか、誰が正しいか、
正義を振りかざす暴力が王者だった
誰かの銃弾が僕を殺してしまうその前に
全部壊してしまえばいいんだ

さよならピープル
今夜ミサイルを落とすよ
これが僕の正義さ
ミサイルを落とすよ
さよならパパ
僕は駄目な子になるよ
さよならママ
僕は正しかったのかな?

最後の覚悟に僕は
「知ったこっちゃないさ」って笑っているけど
その実、 誤摩化し震えているよ
渦に巻き込まれた胸の内で

静かになった 瓦礫の上で
寂しさだけ残した一人の夜に
立ったとしてもまだ笑っていられるなら
「僕は正しかった」と声だけで泣いてみせるよ
だから壊してしまえばいいんだ

さよならピープル
今夜ミサイルを落とすよ
これが僕の正義さ
ミサイルを落とすよ
さよならパパ
僕は駄目な子になるよ
さよならママ
僕は正しかったのかな?

さよなら