1. |
忘れないで
02:52
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忘れないで
ここにいたこと
最後の夢が終わる
忘れないで
過ごした時間を
名前を失くしてしまっても
殺さないで
この映画の終わりを
笑っていてほしいから
忘れないで
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2. |
エビリファイ
02:34
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誰かの呼ぶ声が聴こえて
僕はそれが怖くて
窓の外から見える世界を
覗くことすら出来ずにいたんだ
「生きる価値など考えるだけ無駄さ」
それでも僕は価値をまだ探し続けているよ
昨日の僕から
「後悔は残すな」と
言われたことを思い出して
また泣くんだろう
「そうだろう？」
誰かの呼ぶ声が聴こえて
僕はそれを信じれなくて
助けて欲しいのに
救いの手をまだ掴めないままだけど
それでも僕は明日には何かが変わるはずと
信じているんだ
信じているんだ
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3. |
Scheisse
01:00
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諦めの悪い子羊が、
何度も柵を乗り越えようとしている。
老いた犬が言う。
必ず報われると言うのは過ち、嘘だ。
信じれば救われる。
神にすがることで心を保て。
全て虚構でいいのに、
あなたはどうして真実を突き付けたがる。
コーヒーの香りが脳を揺さぶる。
私は間違えている。
心理、信仰、統治。
私は間違えている。
精巧に作られた人形でしかない。
ただ一つ言えることは、
今を生きるというのは苦しみでは無い。
喘ぎ苦しむようであっても、
これは私にとっての虚構であると神は言った。
私は間違えている。
常に子羊であり続けるように、祈る。
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4. |
Apoptosis
02:24
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空白を埋める度に、僕が僕でなくなるような気がした
さんざめく交差点の真ん中で独り、迷子だった
Apoptosis
生まれ変わるなら
Apoptosis
「それなり」になりたいのさ
溢れ出るものを留めようと
僕は唇を縫い合わす
眼に入るものを見ないように
僕は瞼を縫い合わしたのさ
まだ僕は何にもなれずにいる
いつかきっと全てを受け止められるはずだ
きっと
Apoptosis
生まれ変わるなら
Apoptosis
「それなり」になりたいんだ
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5. |
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意味の無い言葉が僕の心に傷を付けて
右手にぼろぼろの身体を隠す為のナイフ
五月の雨の中、君を切りつける「さようなら」
この手はもう君の身体を隠すことも無いだろう
降りしきる雨の中、
永遠に続けようと誓い合ったあの日。
脚を失くした兵隊たちの行進が、
全てを壊していく。
羽根を失くした天使は、
人と何ら変わりないものだと、あなたは言う。
そして互いに分け合った林檎を投げ捨てた。
私達は共に傷付き腐っていく。
想い出だけを残して。
色褪せたマグカップのつがいに
紅茶が入ることはないだろうし、
埃を被ったランプが掃除されることはないだろう。
日に日にしわくちゃになっていくシーツのように、
僕の皮膚は、痛覚を忘れていく。
雨が窓を引っ掻いてもう何も聞こえないんだ。
いつからここにいたのかも忘れた。
何を探していたのかも忘れた。
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6. |
Autophobia
03:35
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酩酊の最中、気づけば僕は
虚ろいだ風景の中に閉じ込められた
悲しみや苦しみで錆びていく
心を溶かすものを探している
まだ見えているんだ
先を往く人達の背が、まだ
際限なく続くこの路の先には
本当に欲しかった物があるんだろうか
ねえ、教えて
目を閉じて祈るんだ
救いがまだあるってこと
過ぎていく季節が
僕を殺していくのに
つまらない心で
何も出来ずにいるのだ
「さようなら」なんて誰も
聞いちゃいないだろう
みんな僕だけを置いていく
ああ
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7. |
孤独
04:07
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醜い言葉で溢れた街の中で
僕はずっと蹲って耳を塞いで
独りになりたがるんだ
夕陽の翳る頃にふと思い出すんだ
醜い心がいつも傍に居るってこと
ただ生きているだけで幸せなら
どれほど楽なんだろうか
なあ、聞いてくれよ
僕は今日も何も変わらないままさ
なあ、助けてくれよ
僕は今日も何も変えれないままさ
ああ
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